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「NHK発達障害プロジェクト」の紹介
【はじめに】 近年でこそ世間一般に周知されつつある発達障害ですが、 まだまだ正しく理解されているとは言えないのが現状でしょう。 そんな発達障害を取り上げた地上波の番組が放映されていることを、 みなさんはご存知でしたか? この取り組みに力を注い... -
箱庭療法の歴史と実践
箱庭療法は心理療法の一種であり、また心理査定技法の一種であるともされる、 名前の通り箱庭を作ることを媒介とする技法です。 基本的にありあわせのおもちゃなどでも実践できる上、 何より場所を取らないので低コストで実施できるという強みがあります。... -
感覚統合療法という療育技法
感覚統合療法は、 もともとは発達障害の一種であるLD(学習障害)に適応するための、 作業療法の一つとしてアメリカの作業療法士エアーズによって体系化された、 一群の考え方と実践の体系です。 その後、自閉スペクトラムなどにも適用範囲を広げて今日に... -
療育におけるABA(応用行動分析)の重要性と役割
ABAは、行動主義心理学の中に位置づけられる思想と施療の体系です。 発達障害の療育の場面では、 TEACCHと並んでもっとも広く導入されていますが、 TEACCHとは源流がまったく異なり、基本的な考え方も違います。 【行動主義の思想】 ここでは簡単に説明す... -
日本の療育の主軸、TEACCHって?
TEACCHはアメリカで生まれた、 もともとは自閉児とその家族のための支援プログラムです。 「Treatment and Education of Autistic and related Communication handicapped Children」 これらの頭文字を組み合わせて「TEACCH」といいます。 【TEACCHの考え... -
療育における認知行動療法について解説します!
認知行動療法は心理療法の一種であり、その主流となっているものです。 名前の通りなのですが、その源流には行動療法というものがあり、 その発展形として、心理療法の歴史の中に現れたのが認知行動療法です。 【■認知行動療法とは何か】 そもそも心理療法... -
ADHDの種類について(不注意優勢型/多動衝動型/混合型)
皆さんは、ADHD(注意欠陥多動性障害)をご存じでしょうか? 子どもでは10~20人に一人、成人の場合40人に一人がADHDだといわれています。 1クラス30人程度の場合、 クラスに1~2人は、ADHDの子供がいる計算になります。 今回は、ADHDという発達障害について... -
ギフテッド・ギフテッド2Eってなあに?
ギフテッドという言葉を皆さんご存じでしょうか? ギフテッドとは、知能が高かったり、突出した才能があったりする人のことを表します。 ギフテッド(Gifted)の語源は贈り物という意味のギフト(gift)から来ています。 ここで注意して頂きたいのが、ギフテッ... -
療育とその種類
子供のうちに発達障害が見つかった場合、 療育、あるいは発達支援と呼ばれる介入が行われることが一般的です。 様々な考え方と技法がありますが、療育とは、 適切な発達を促して社会生活を大過なく送れるようにするための援助法の総称です。 ここでは、5つ... -
大学における「合理的配慮」の事例集
【はじめに】 発達障害のある学生の支援は、年々重要性を増しており、 各大学で「合理的配慮」がキーワードとなっています。 ここでは合理的配慮についての解説と、現在各地の大学で実施されている、 合理的配慮の事例をご紹介します。 【大学に求められる...