みなさん、こんにちは。
発達障害を持っている方々で、下記のように悩んでいらっしゃる方はいませんか?

発達障害があるけど
一人暮らしできるか不安だなぁ



一人だと困ることはたくさんあるだろうな……
どうしよう?
「そもそも発達障害者って一人暮らしできるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
結論から言えば、発達障害があっても一人暮らしは可能です。
ただし、どうしてもその特性によって、日常生活で困ることは出てくると思います。
これは発達障害者だけでなく、初めて一人暮らしをする方であれば、必ずぶちあたる壁でもあります。
したがって、一人暮らしに対するイメージをしっかり固め、
しっかりと対策をおこなえば、「発達障害者の一人暮らし」も夢ではありません♪
一人暮らしが可能になれば、より自立した生活を送ることができるので、
日々の満足度も上昇すること間違いなしです!
この記事では発達障害がある人が一人暮らしをする際の、
「困りごと」とその「対策」について紹介します。
※こちらの記事は、どちらかというと軽度~中程度の発達障害者や、二次障害のない方向けになります。
知的障害を伴う発達障害者や、二次障害の症状が強く出ていらっしゃる方には、
適さない内容の場合もありますので、予めご了承ください。
発達障害がある人が一人暮らしをする際の困りごと
発達障害がある人は、その特性から、
一人暮らしのときに、主に以下のような困りごとを持つといわれています。
- お金の管理ができない
- 片付けが出来ない
- 生活リズムを維持できない
- ご近所付き合いがうまくできない
どれも一人暮らしをするには避けては通れないものですよね。
でも、対策方法をしっかり学べば、
少しでも一人暮らしを快適に行うことができるでしょう。
以下、対策方法について解説していきます。
対策
- お金の管理ができない
-
遣ってもいい金額を可視化する。
- 片付けができない
-
自然と片付けるような場所を置き場所にする。
- 生活リズムを維持できない
-
夜間にゲーム・スマホ断ちをする。
- ご近所付き合いがうまくできない
-
地域のルールを紙に書いて貼る。
それぞれの項目について、詳細を説明します。
お金の管理ができない
ADHDの傾向が強い人は、
欲しいものがあるとついつい衝動買いしてしまいがちです。
そこで、1ヶ月や1週間単位で使ってもいい金額を計算し、
常に把握しておくことで衝動買いがしにくくなります。
収入から生活費や貯蓄に回す金額を引いて、
自由に使っていいお金を明確にしておくのです。
いくら買い物したいという衝動に駆られても、
その金額を上回っていれば買わないという選択を取りましょう。
どうしても欲しい場合、
その場では買わずに一度帰って考え直し、
それでも必要だと感じたなら家計と相談した上で購入しましょう。
その際に家族やヘルパーさんに相談するのも一つの案です。
自由な買い物ができないように手持ちの金額を制限する、
必要がなければクレジットカードは家に置いていく、
という対策もとることでさらに効果を高められます。
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片付けができない
ADHDの傾向が強い人のなかには、
ものを決まった場所に片付けることを苦手としている人も多くいます。
片付けられないので、失くしものも多く、
生活に支障をきたす場合があります。
この対策としては、
使う場所の近くにものを片付けるようにするというのが挙げられます。
たとえば、調理に使うものはキッチンにまとめておく、
洗濯に使うものは洗濯機の近くに置く、など。
そのようにしておけば、
使った後に片づけるのが面倒くさくなったとしても、
ものの場所がわからない、というようなことはなくなるでしょう。
他にも、片付ける場所にラベルを貼って目立たせることで、
その場所にものをしまう意識づけをするといった策も有効です。
生活リズムを維持できない
ASDの傾向があると、過集中により、
ゲームなど自分の興味を持ったものに集中しすぎてしまう、
といったことがよくあります。
その結果、睡眠時間を確保できず、
朝起きられなくなってしまうといった困りごとに、直面することがあります。
対策としては、「21時以降はゲームをしない」など、
趣味に没頭してもいい時間をルールとして決めることです。
ASD特性の強い人であれば、マイルール化してしまうのも一つの手。
決められた時間以降はゲームなどをしないようにします。
もし、決められた時間を過ぎてしまいそうなら「その日はやらない」、
「アラームを設定して時間がきたことをわかるようにする」、
といった対策をとると良いかもしれませんね。
ご近所付き合いがうまくできない
ASDの傾向が強い人は、
こだわりが強かったり、暗黙のルールを理解することが苦手だったり、
地域のルールについて理解し実践することが難しいときもあります。
対策として、
「騒音を出さないように気を付ける」「ゴミ出しの日程」など、
決められた地域のルールは紙に書き出して、
部屋の壁に貼っておきましょう。
そして、書き出したルールは必ず守るようにしましょう。
これもマイルール化してしまえそうなら、それを利用するのも良いでしょう。
地域によっては、守りにくいルールもあるかもしれませんが、
その地域で暮らす上で定められたルールですので、
しっかりと守る必要があります。
まとめ
この記事では、
発達障害の人が一人暮らしをするときの、困りごとと対策についてお伝えしました。
今回は簡単にご紹介しましたが、私が一人暮らし体験談も踏まえて、
また詳しくそれぞれの困りごとについて深掘りしていきたいと思います!
また、自分でできる対策以外にも、
障害年金や生活保護といった金銭的な面での制度や、
発達障害者支援センターなどの相談窓口もあります。
最初から一人暮らしが難しければ、グループホームを利用するという手もあります。
ぜひ、それらを活用して自立への第一歩を踏み出しましょう!
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