こんにちは、究万(くま)です。
学園の隣に図書館ができてから、小説をたくさん読んでいます。
昔は重松清が大好きだったのですが、大人になったということでしょうか、
青春ものの小説より軽めのミステリーのほうが好きになってきました。
人の好みって変わるんですね。
というわけで、数年前にとても有名になった『さよならドビュッシー』を借りました。
3歳から小学6年生までしれっとピアノを習っていた私にとっては、
なんというか心地よい文章で、自然とページをめくっていけました。
ピアノ弾きたいな~。弾ける曲ないけど。
そういうわけで『さよならドビュッシー』。
ちょうどいいミステリーという感じでとても読みやすく、
私でも読了後にミステリーならではの満足感というか、そういうものを感じられました。
ミステリーを昔から苦手としていた所以は、ミステリーのからくりが分からなかったから、というものがあります。
ミステリーって大体誰か死ぬんですけど、その犯人と犯行動機、犯行のからくりが、
説明されてもどうしてもよくわからない。
カタカナが苦手で、カタカナの登場人物なんて出てくると、
もう誰が殺されたのか、誰が誰の関係者なのか、全然わかりません。
これは映像媒体でも同じなので、なんというかやっぱり知覚統合凹が出てるのかな。
どうしてもよくわからないので、ミステリーを避けてきた節があります。
でも最近、ようやっと軽めのミステリーなら読めるようになりました。
それでも結局どういうこと?とわからなかったものの少なからずありますが、
今作『さよならドビュッシー』については、とても綺麗だったし、すごくわかりやすかったです。
釈然としない部分が一か所だけありますが、それでもやっぱり面白かった。
文体も軽いタッチで読みやすく、高校生~くらいにぜひ読んでほしい小説だなと思いました。
まあ、結局はまってしまったため、同じシリーズの物を2冊借りました。
読むの楽しみ。
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