ウクライナからひなんした子どもたちがポーランドの学校に通学しています。
2022年3月20日のニュースです。
ロシア軍による、ウクライナへの攻撃で、
ポーランドに逃げた子どもたちが、
逃げたところにある現地の学校へ通い始めています。
子どもたちはポーランド語が話せないため、とても苦労しています。
ポーランドの学校の先生たちも、
ウクライナから来た子どもたちとうまく話ができないため、
とても困っているようです。
だから、学校では、ウクライナ語を話せる先生を集めています。
しかしながら、逃げてくるウクライナの子どもたちはどんどん増え、
学校への受け入れには、たくさんの課題もあるようです。
「ありがとう、ありがとう……」ノートのページには、
びっしりと、そんなポーランド語が書かれていました。
子どもたちがいま、練習中の単語は、
「こんにちは」「教室」など、学校で使う言葉ばかりです。
ウクライナからお母さんと一緒に、
ひなんしてきたアンナ・モホバさん(12歳)は、
9日からポーランドのワルシャワというところにある、
小学校へ通い始めました。同じ教室にはウクライナ人が4人いますが、
誰もポーランド語を話すことができません。
学校にはウクライナ語を話せる先生はいないため、
「言葉が分からないから、学校はそんなに楽しくない」と言いながらも、
「早く話せるようになりたい」と笑って言いました。
モホバさんは、家に帰った後も、単語の勉強を続けています。
国連によると、ウクライナ人の国外ひなんは、330万人をこえました。
最も多いひなん先のポーランドは、200万人あまりを受け入れました。
その半数は子どもたちですが、言葉が分からず困っている人がたくさんいます。
だから今、ポーランドの学校では、
ウクライナ語やロシア語を話せる先生を集めています。
学校の先生の免許を持つひなん民を、学校の先生として雇用する計画もあります。
これは、ポーランドだけではなく、ヨーロッパ全体の問題です。
集合住宅があるポーランドのワルシャワ市にあるビエラン地区では、
3月16日現在、すでに約600人のひなんした子どもたちが、
現地の小中高校への入るための手続きを終えました。
ひなんした子どもたちが、みんな無事に学校で勉強をできると良いですね。
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