カタカナの名前を理由に差別?牛丼チェーン吉野家が就職説明会参加の学生をキャンセル

2022年5月9日のニュースです。
牛丼チェーン吉野家が、日本人ではないことを理由に、
学生の就職説明会への参加を断っていたことがわかりました。
きっかけは、とあるツイートでした。
「ハーフだけど、日本生まれ、日本育ち、国籍日本なのに、向こうから急に説明会キャンセルされたんだけど。こんなのアリなん?」
牛丼チェーン店である吉野家は、
今年4月に女性を見下す発言があり、問題となりました。
それにもかかわらず、今度は、
人種差別とも思われる対応をしていたことが明らかになりました。
詳しく説明をすると、以下の通りになります。
このツイートをした女子大生は、
吉野家で働こうと考え、採用説明会を予約しました。
ところが、次の日の朝、信じられないメールが届いたのです。
外国籍の人が内定となっても、入社できないことがあるため、今回の予約はキャンセルとさせていただきます
外国籍だから、という理由で働くことを断るのは、
人種差別とも捉えられます。
さらにいえば、たしかに彼女の父親は海外出身ですが、
彼女自身は、日本生まれの日本育ちで、
パスポートにも日本国籍と書かれています。
そもそも外国籍ですらないわけです。
今回差別とも思われる対応をされてしまった彼女は、
「名前がカタカナというだけで、勝手に外国籍だと思われたのでは?名前だけで日本人だと認められなかったことが、とてもショックでした」
と話しました。
ちなみに吉野家のホームページには、
外国籍の人をどんどん採用する、と書かれています。
現在就職活動中の学生からは、
「差別的なことはゆるせないと思います」
「留学生の友だちもいるので、名前だけで落とされていないか心配です」
といったコメントが出されています。
今はさまざまな人が日本で生活している時代です。
採用する会社にもいろいろな事情があると思われますが、
就職活動が応募者にとってどれだけ重要なものであるかを、
より広い心を持って考えてほしいですね。
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