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施行から75年、岸田首相は憲法改正に前向きな姿勢
2022年5月2日のニュースです。
岸田文雄首相(自民党総裁)は新聞社の単独インタビューを受け、
「自身が自民党のトップでいられる間(党総裁任期中)に憲法改正を実現させたい」
と、前向きな決意を発表しました。
「施行から75年が経過した今の憲法には、時代に合わず不足している点もある」
と問題点をあげ、以前から話し合いが続いている憲法9条についても、
「自衛隊について新しい文章を書き加えるためにも、憲法改正は重要な課題だ。ていねいに説明を続けていきたい」
と、自分の考えを語りました。
また今年夏の参議院選挙では、
党として憲法改正を実現することを国民に約束し、
そのために全力で取り組む姿勢をアピールすると話しました。
さらには、新型コロナウイルスへの対応や、
ロシアによるウクライナ進行で、
国民の自衛隊への期待が高まっていることから、
「自衛隊は戦力だから憲法違反だ!との意見が聞こえてくるが、今後はたしてこの考え方で、本当に国民の安全を守れるのだろうか?」
とコメントしています。
ちなみに自民党と同じ与党である公明党は、
憲法9条に書かれている、
『戦争の放棄と戦力を持たないこと』
という、この一文に関する改正などは、
あくまで慎重に進めるべきとの考え方のようです。
一方で、野党である、
日本維新の会や国民民主党は、憲法改正に前向きな姿勢を見せています。
自衛隊違憲問題をふくむ憲法改正は、
これまでたびたび取り上げられたものの、
うやむやになってしまい、改正実現は難しいとされていました。
この国の現在のリーダーである岸田首相が、
ようやくの憲法改正を実現できるのか、
国民として注目すべきところですね。
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