精神障害者福祉手帳って何?
どうやって取得するの?
精神障害者福祉手帳は精神障害があることを認定、証明するものです。
手帳を持っていることで様々なサービスを受けることができます。
どのようなサービスが受けられるのか、どうやって取得すればいいか、
以下で解説していきます。
精神障害者保健福祉手帳とは
精神障害者保健福祉手帳は、
一定程度の精神障害があることを認定するもので、
手帳を持っている方は自立や社会参加に向けた、
様々な支援策を受けることができます。
等級が1〜3級まで存在し、精神障害の程度に応じて認定されます。
等級によって必要となる援助も変わりますので、受けられるサービスも異なります。
対象となる疾患は?
精神障害者保健福祉手帳の対象となる疾患は、
- 統合失調症
- うつ病
- てんかん
- 薬物依存症
- 高次脳機能障害
- 発達障害(自閉症、ADHDなど)
- その他ストレスなどの原因による精神疾患
などがあります。
メリットは何がある?
精神障害者保健福祉手帳のメリットとしては、
税金の減額・免除があること、公共料金の割引があること、
福祉手当などが支給されることがあります。
手帳を持っている方には、
所得税や住民税などの税金を減税してもらう優遇措置があります。
また、美術館や博物館などの入場料の割引もあります。
公営住宅へのお住まいをご希望の場合、
優先的に入居できるようにもなっています。
取得までの流れ
精神障害者保健福祉手帳を取得するには、
市町村の窓口に申請する必要があります。
申請に必要なものとしては、以下の3つです。
- 申請書
- 精神障害を認める診断書
- 本人の写真
申請書は市町村の福祉担当窓口でもらうことができます。
申請書に必要事項を記入し、
提出してしまえばあとは精神保健福祉センターによる審査を待つだけです。
認定されると手帳を取得することができます。
申請における注意点
申請における注意点は2つあります。
精神疾患の初診日から6ヶ月以上経っていることと、2年ごとに更新する必要があることです。
精神疾患だと診断されてから、
すぐに手帳を取得できるとは限らないので注意が必要です。
また、取得できたとしても、
交付日から2年が経過した日が含まれる月の末日までが有効期限なので、
更新しなければならないということも覚えておきましょう。
まとめ
精神障害者保健福祉手帳は、精神障害があることを認定するものです。
手帳の所有者は減税や公共施設の利用時の割引など、
様々なサービスを受けられます。
手帳の申請は市町村の窓口で行っていますので、
手帳の取得を希望する方はぜひ相談してみてください。
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