こんにちは、今日は比較的ゆっくり過ごす予定の究万(くま)です。
楽しみたいのに楽しめない、そんな経験をしたことのある発達障害者は多いのではないかと思います。
私は昨日、翔和学園でのクリスマスパーティーでそういったことが起きてしまいました。
先に述べておきますが、翔和学園の先生方とは今回の課題について話し合い済みで、
解決策を複数考えました。次につながるといいなと思っています。
さて。
昨日は私が通う翔和学園でのクリスマスパーティーが行われました。
私は友達2人と手話歌を披露する予定で、とても楽しみにしていました。
学園はクリスマスムードで楽しい雰囲気。私も楽しかった。
異変があったのは昼休みあたりからです。
昼休み、ある生徒らが作ってくれた、
ハヤシライスや唐揚げなどがふるまわれました。
唐揚げは苦手なのですが、ハヤシライスは大好きです。
本当は食べたかった。
でも、結局私はそれを食べることができませんでした。
みんなで乾杯もしたかった。
でも、結局私はみんなと乾杯することができませんでした。
理由は感覚過敏によるものです。
味覚過敏、嗅覚過敏のある私には、食べられるものが限られてきます。
誰かが作ったもの、というのがそこそこ苦手で、
残しちゃいけないという強迫観念と味覚過敏で食べられない苦しさに挟まれて、
結果的に人前でご飯を食べることができません。
友達とご飯に行くときは、必ず私がお店を選びます。
いつも行くお店、味を知っているお店、そういった場所でなければ、
私は誰かとご飯を食べることができないからです。
それでも緊張します。本当に。
くわえて、私には嗅覚過敏もあります。
特に食べ物のにおいが混ざるといったことに苦手さを抱えており、
パーティーのように複数の料理がふるまわれる場所はどうしてもダメでした。
普段、翔和学園でのお昼休みでさえ、いろいろな人がいろいろなものを食べます。
そのたび私は避難し、違う場所で過ごしているのです。
味覚過敏、嗅覚過敏でみんなと一緒にお昼が楽しめない。
本当は楽しみたかったのに、楽しめなかった悔しさで、
クリスマスパーティーが終わった後、私は少し荒れてしまいました。
食への恐怖はおそらく小学校の給食から来ているのではないかと思っています。
とにかく苦痛でしかありませんでした。
みんなの前でご飯を食べること、みんなが食べ終わった後もずっと居残り続けること、
5時間目が始まる手前まで進まない箸とにらめっこしていたこと……すごくすごく、覚えています。
鮮明に記憶が残っています。苦しかった。
翔和学園で先生と話し合った結果、
匂いが強くない別の部屋を設けて、少人数(2~4人)でご飯を食べたり、乾杯したりするのはどうか?
ということになりました。それならなんとかなりそうです。
迷惑をかけないか不安だったのですが、
翔和学園は仲間を大切にするところ(大切にしようとするところ)です。
「先輩たちが乾杯しに来てくれると思うよ、大丈夫」――そういう風に先生は仰ってくれました。
次の企画はなんと週明けにあります。
そこまで大きな企画ではありませんが、今から緊張しています。
今度こそ楽しめるといいな。
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