こんばんは。くまてや性教育も6回目ですね。
今回は、男性用コンドームのつけ方について解説します。
男性用、とあることからお察しの通り、コンドームには女性用の物もあります。
それはまた次の機会にご紹介しますね。
さて、性行為をする際、ほとんどの方が着用される男性用コンドームは、
単に避妊のための道具というだけでなく、
性感染症を予防する道具でもあることを以前お伝えしました。
子どもが欲しい、という双方の合意がとれていないときは、
必ずコンドームを付けて性行為をしましょう。
男性用コンドームのつけ方
まず、男性用コンドームを付けるタイミングですが、
これは性器を膣内に入れる前になります。
稀に、射精しそうになったらつける、というかたもいらっしゃいますが、
精子は射精後だけに出るものではなく、その前にも出ていることがあります。
したがって、性行為に臨む前にコンドームは付けておきましょう。
次に、コンドームの裏表について解説します。
男性用コンドームには裏と表があり、これを間違えてしまうと、
上手く装着ができず、できたとしても行為中に外れてしまう可能性があります。
もし裏表を間違えて装着してしまった場合は、
少し勿体ないかもしれませんが、そのまま破棄して、新しいコンドームを利用しましょう。
コンドームの正しい向きは以下の図をごらんください。
このまま性器にかぶせるような形で着用していきます。
向きが反対の場合、外側にぐるぐると巻かれた製品部分が下げられず、
うまく性器に着用することができません。
初めてで不安な人は、裏表がわかりやすい作りになっている、
以下のようなコンドームを、使ってみるのも良いでしょう。
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裏表を確認後、表を上にして、男性器の亀頭の上に置きます。
その際、コンドーム先端の精液だまり部分(ふっくらしている部分)を、
指で軽くおさえ、溜まっている空気を抜いてください。
それが終わったら、いよいよコンドームの着用です。
爪などで傷をつけてしまわないよう気を付けましょう。
勃起した男性器の皮を根元まで引っ張り下げ、ゆっくりとコンドームを下ろしていきます。
コンドームに毛を巻き込むと、コンドームが破損する恐れがあるため、
毛を巻き込まないようにしながら、やさしく指の腹で巻き下ろしていきます。
ある程度かぶせることができたら、
コンドームをかぶせた部分を亀頭方向に引っ張り上げ、
根元で余っていた皮を伸ばします。
そうしてコンドームを残りの部分の根元までおろします。
これで装着完了です。
この時点でもし緩かったり、傷がついていたりしたら、
もう一度装着をやり直してみましょう。
何度試してもどうしても緩い場合は、サイズが合っていない可能性もあります。
自身のサイズに合ったコンドームを着用するようにしてくださいね♪
男性用コンドームの外し方
最後に、性行為後のコンドームの処理についても解説しておきます。
射精後は、コンドームが外れて精液が外に漏れないよう、
根元をしっかり押さえながら、男性器を膣内から出します。
男性器を膣から抜いた後は、精液だまりの部分を下にして、
精液がこぼれないよう、ゆっくりとコンドームを抜き取りましょう。
抜き取ったコンドームに傷がないか(破れていないか)を確認し、
大丈夫そうであればゴムをきつく縛ります。
万が一、コンドームに傷があった場合、すぐにパートナーや保護者と相談してください。
ゴムをきつく縛った後は、ティッシュなどに包んで可燃ごみに捨てましょう。
精液特有の強いにおいがする場合も多いので、
消臭剤を利用したり、においぶくろを用意したりしましょう。
男性用コンドームの注意点
コンドームは避妊具であり性感染症予防の道具でもありますが、
着用したからといって100%精液がこぼれないわけではありません。
万が一傷をつけてしまったり、破れてしまったりした場合は、
行為中であっても即座に性行為を中断し、パートナーや保護者に相談してください。
また、よくある誤解として、「二枚重ねすれば大丈夫」といったものがありますが、
これは大きな間違いです。むしろ二枚重ねしてしまうことによって、
コンドームが本来の役割を果たせなくなってしまいます。
正しいつけ方、外し方を心得て、大切なパートナーとの時間をお過ごしくださいね。
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